摘みたてのイチゴでスイーツ作りを楽しむ来園客=阿南市七見町のサニーズファーム

 阿南市七見町のイチゴ観光農園「サニーズファーム」が市内の菓子店と連携し、イチゴ狩りに訪れた家族連れらにスイーツ作りを体験してもらうサービスを提供している。利用者から好評で、経営する北條誠一さん(49)は「地域の店と一緒に阿南を盛り上げたい」と話している。

 農園は、兼業農家の北條さんが米価の落ち込みに対応して収益性の高い作物に切り替えようと昨年12月に開園した。とちおとめや紅ほっぺなど5品種のイチゴを15アールで栽培している。菓子店にスイーツ作りを提案したところ快諾を受け、1月からサービスを始めた。

 メニューと菓子店は月替わり。1月は「森行朝日堂」の生シュークリーム、2月は「もみじや」の生クリームサンドイッチを提供。3月からは「マリエ」のアールグレイタルト作りができる。

 スイーツに使う生地やクリームなどは菓子店が用意する。利用者は摘みたてのイチゴを切ったり、盛りつけたりして完成させる。調理は簡単で、子どもでも楽しめる。1、2月には約250人がイチゴ狩りに訪れ、うち半数ほどがスイーツ作りも体験した。

 家族で訪れた大阪市の大学生山田詩乃さん(21)は「イチゴを食べるだけだと思っていた。スイーツ作りまでできて楽しかった」と話していた。

 農園はイチゴのブランド化や、酒やジャムなどへの加工を目指している。隣接地をブルーベリー園にする計画も進める。

 営業は土日祝日のみで、イチゴ狩りは完全予約制。料金はスイーツキットとセットで中学生以上2400円(4月以降1800円)、小学生1200円(900円)、3歳以上800円(500円)。問い合わせはサニーズファーム<電090(9458)1325>。