自主登校を受け入れている阿南市内の小学校で、教師に体温を報告する児童。自宅で過ごす時間の長い子どものストレスを心配する声は多い

 新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、徳島県内の小中高校が臨時休校に入り、9日で1週間となる。徳島新聞「あなたとともに~こちら特報班」が公式LINE(ライン)登録者に児童生徒がどう過ごしているか聞いたところ、自宅にこもりがちな生活に子どもも保護者もストレスをためていると明かす声が多く寄せられた。家庭学習の限界や経済的負担の大きさを訴える声もあった。

 小学生の孫2人と同居する会社員女性(71)は「突然の長期休みに最初は喜んでいたけれど、友達との遊びや習い事が制限され、ストレスをためているみたいだ」と言う。別の登録者によると、中高生だと友人宅や量販店に出掛けてしまうことがあるようだ。

 大阪在住の娘から小学生の孫を預かっているという徳島市の無職男性(70)。遊び相手が近所にいないため、室内でゲーム中心の生活になっているといい「ついつい小言が出るし、小言を我慢して自分もストレスをためる。双方がストレスをためないで済む方法はないものか」と嘆く。

 生活習慣の乱れを懸念し「毎日1時間おきに何をしたか子どもにメモをさせている」(阿南市の40代主婦)という家庭も。小学校中学年の子どもが6日から学校に自主登校しているという保護者は「息子一人で留守番をするのは無理。学校が一番安心できる」。

 学習面を心配する保護者は多く、鳴門市のパート従業員女性(46)は「授業で分からなかったところなどを、何かの方法で先生から指導を受けられれば助かる」。吉野川市の自営業女性(48)も「映像での授業など勉強に対するサポートがほしい」と話した。

 経済的負担の大きさを訴える声も目立つ。阿南市のパート職員の40代女性は学童保育の開所時間が正午のため、午後からの時短勤務に変更した。「給与の補償はされるのだろうか」と気をもむ。

 子どもが自宅で過ごす時間が長いため、多くの家庭で光熱費や食費などがかさみそうだ。「習い事や塾は休みでも3月分の月謝などは口座から自動で引き落とされている。子育て世帯への経済的な支援制度をつくってほしい」との声があった。