川面や行き交う列車が夕日でオレンジ色に染まり、穏やかな景色が広がる。阿南市那賀川町の那賀川鉄橋は、那賀川に架かる唯一の鉄橋。全長467メートルで、側面に歩道を併設した十基のトラス桁(けた)が連続する。 

 1945年7月30日、鉄橋を牟岐方面へ走っていた満員の列車が米軍機の機銃掃射を浴び、約30人が死亡した。橋にはその際に受けた弾痕が現在も残ったままになっている。鉄橋の北側には列車の安全を見守るかのように「平和之碑」が建てられている。

 悲劇から75年。夕焼けに染まる那賀川鉄橋をドローン(小型無人機)で撮影した。