徳島地裁

 昨年2~3月に徳島市の路上で女性3人に性的暴行などを加えたとして、強制わいせつ致傷などの罪に問われた元銀行員の男(24)=徳島市国府町=の裁判員裁判が10日、徳島地裁で再開された。12、13両日との3日間の審理を踏まえ、精神鑑定を実施するかどうかなどを判断する。

 弁護側が、初公判後に保釈された男の脳波検査の結果などを証拠請求し、3~6日の公判日程が取り消されていた。

 冒頭陳述で弁護側は「検査で被告の脳に異常が認められた。大量飲酒が脳に悪影響を及ぼし、異常行動に至ったのではないかという診断を受けた」と説明した。

 検察側は「現時点で脳波に異常があったとしても犯行時に異常があったとは言えない。異常の有無は責任能力の判断を左右しない」と反論した。

 被告人質問で男は「犯行前後の記憶が断片的だ」と主張。路上にいた女性のスカートをめくった記憶はあるものの、犯行内容については「覚えていません」と否認した。