写真を拡大 県内小学校の増減マップ

 新型コロナウイルスの影響で、多くの学校が休校を余儀なくされている。それでも時は巡り、別れと旅立ちを迎える人も多いだろう。その舞台となる学校が少子化や過疎化で減っている。2000年に290校あった徳島県内の小学校は191校まで減少している。特に山間部は激しく、各地で学びやが消えている。

 学校数には休校中の学校も含まれ、191校のうち22校が休校になっている。多くは再開の見通しが立たず、事実上の閉校状態になっている。

 市町村別でみると、減少数が最も多いのが三好市。43校から17校になり、26校がなくなった。しかも17校のうち3校は休校だ。美馬市は30校から8校になり、22校が閉校になった。つるぎ町は20校から5校になり、うち2校は休校だ。

 減少率では7市町が5割を超え、学校数が半分以下になっている。最大は9校から2校になった神山町で、減少率は77・8%に上る。

 減少が目立つ自治体で多いのが、この間に合併した市町だ。もともと過疎地を多く抱えていた上に、合併によって周縁部の過疎が加速したことや、自治体の壁がなくなり統廃合がしやくなったことが要因とみられる。

 合併前の旧自治体で見れば、旧美郷村はゼロ。旧一宇村と旧木沢村も、それぞれ休校中の1校だけになっている。

 今後も地域によっては、統廃合が避けられないだろう。ただ学校がなくなっても、卒業生にとっては母校であることには変わらない。そんな私も小学3年生まで通った分校は、閉校になり校舎も姿を消した。通っていたのは随分昔になるが、なぜか記憶は色あせることなく、心に刻まれている。(卓)