30日で閉店するキョーエイ末広店=徳島市末広4

 食品スーパーのキョーエイ末広店(徳島市末広4)が、30日で閉店する。4月に大型ショッピングセンター(SC)のイオンモール徳島(同市南末広町)が近隣にオープンしたことから周辺の商圏で競争が激化しており、老朽化した小規模店舗では今後の収益が見込めないと判断した。

 キョーエイの店舗が閉店するのは2013年8月に津田店が閉店して以来4年ぶり。末広店の閉店後の利用法は決まっていない。従業員約20人は、近隣の店舗に配置換えする。

 キョーエイ本部(同市川内町加賀須野)によると、末広店は売り場面積が480平方メートルと同社の食品スーパー34店舗の中で最小。1960年8月の開業から56年が経過して老朽化も進んでいる。駐車スペースも5台分しかなく、自転車や徒歩で来店できる近隣住民を除き、集客を図るのが難しい状況となっていた。

 キョーエイ本部の担当者は閉店の理由について「小規模店舗では品ぞろえを増やすことができず、駐車スペースも確保できないためこれ以上の集客は見込めない。将来的に閉店を検討していたが、イオンモール徳島の開業がき
っかけになった」と説明している。

 東京商工リサーチ徳島支店によると、イオンモール徳島の開業後、周辺の小売店が閉店するのは今回が初めて。同支店では「周辺の店舗では顧客を奪われている上、パート従業員がイオンに移るケースも出ている。人件費を上げざるを得ず、収益性が悪化しており、今後閉店や移転が相次ぐ可能性がある」とみている。