東京五輪・パラリンピックの公式エンブレムに藍色が使用されたのを機に、阿波藍のPRに力を入れている徳島県は、今年から7月を「とくしま藍推進月間」と定め、染色体験や物産展、バスツアーなど、各種事業を集中的に催す。藍を広くPRし、伝統文化継承と産業振興を図るのが目的。

 県によると、7月に予定されている藍関連事業は県内外で43に上る。徳島市の阿波十郎兵衛屋敷でストールを染める講座や、藍の収穫や料理を行う小学生体験ツアー、吉野川フェスティバルでのファッションショー、染色を体験できるバスツアーなどが予定されている。月間をPRするため、県は1~31日の1カ月間、LED投光器で県庁をブルーにライトアップする。

 県外でも北海道、東京都、愛知県、大阪府、台湾で物産展などを通じ情報発信する。各事業の情報は県のホームページで閲覧できる。

 7月24日は「とくしま藍の日」として県条例で定められている。2020年東京五輪の開会日にちなんだ。

 徳島は江戸、明治期にかけ、藍作が盛んに行われ、日本最大の産地でもあった。しかし、明治後期以降、輸入藍に押されて衰退した。今も特産品として人気を集める一方、伝統の継承が課題となっている。