将棋の入門書が置かれた特設コーナー=徳島市の平惣田宮店

 将棋の最年少棋士で、歴代最多の公式戦29連勝を果たした藤井聡太四段(14)の活躍を受け、徳島県内の玩具店や書店などで将棋関連商品の売り上げが伸びている。一部の玩具は在庫がなくなるほどの人気を集めており、「藤井フィーバー」は大きな経済効果を生んでいるようだ。

 そごう徳島店(徳島市)の玩具売り場では、藤井四段のプロデビュー戦があった昨年12月ごろから、将棋関連の商品の売り上げが例年を大幅に上回っている。

 中でも藤井四段が幼少期に使っていたのと同じ将棋セットが人気で、6月30日に在庫がなくなった。駒を動かせる方向が駒の両面に記されている初心者向けのタイプで、再入荷されるのは今月中旬以降になりそうだ。

 子ども向けの将棋セット10種類を取り扱うトイザらス・ベビーザらス徳島店(北島町)でも売れ行きは好調だといい「子ども連れで品定めに来る保護者が多い」(担当者)。

 平惣田宮店(徳島市)では藤井四段の快進撃を受け、7種類の入門書を平積みにしているほか、6月22日には児童書エリアに特設コーナーを設けた。郡卓也統括店長は「手に取る人や買い求める人が増えてきた」と話す。

 一方、スーパー「キョーエイ」では、藤井四段が対局中に食べていたチョコレートの銘柄が人気を集めている。藤井四段が最多連勝記録を更新した同26日から27日にかけて通常の2倍ほどが売れたといい、担当者は「フィーバーがここまでとは」と驚いている。