―臨時休校に入り、自宅で勉強がはかどらない児童生徒が多いと聞く。

 大半の学校はプリントなどの課題を出して家庭学習を促している。休校が始まって10日が過ぎ、子どもは課題を終えてすることがなくなるか、いつまでもできないかのいずれかに分かれるようだ。いくらでも時間があるように思えて、集中できないケースもある。

 ―課題ができていない場合、机に向かわせるにはどうすればいいのか。

 チャイムや時間割がない自宅で勉強する一番のこつは、終える時間を決めること。食事や見たいテレビ番組が始まる時間がくれば、課題ができていなくても終えるようにする。そうすれば取り掛かりが早くなるし、集中もしやすい。予定時間より早く終わればそこで切り上げればいい。

 ―家庭学習を楽しいと思わせるには。

 プリントのような答え合わせが必要な学習は、小さな子どもだけで取り組むのはなかなか大変だ。書き写しや音読、考えを文章にするなど、正解がない学習活動をさせてはどうだろう。

 こんな時だからこそ読書の良さを見直してほしい。臨時休校中の子ども向けに、牟岐町立図書館はテーマ別にお薦めの本をまとめて貸し出している。興味や関心のある本を選んで読み比べをすれば、読書の習慣がつきやすい。自宅で過ごさないといけないピンチを、いくらでも本が読めるチャンスだと捉えてほしい。

 漫画を読んでも構わない。2018年の調査では、漫画を読む子どもの読解力が読まない子どもを上回った。最近では科学の知識を得られる漫画の人気が高い。子ども向けの漫画をインターネットで無料公開している出版社もある。

 ―やり残した本年度の教育課程はどうなるのか。

 学年末の評価は、休校前の時点で行う学校が多い。積み残した分は春休み中に学ばせるか、新年度に持ち越すかなどを学校ごとに判断する。授業に関しては学校に任せ、家庭で今何ができるかを考えてほしい。

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「週刊阿波っ子タイムズ」の1面記事を公開し、「こども鳴潮」を使ったワークシートも掲載している。ぜひ使ってほしい。