13日午前10時20分ごろ、徳島市川内町旭野の小松海岸沖の紀伊水道に男性の遺体が浮いているのを、近くで作業をしていた漁師が見つけた。男性の腹部には刃物でできたような傷が2カ所あった。県警は事件の可能性もあるとみて、死因や身元の特定を急いでいる。

 徳島板野署によると、男性は50~80歳くらいで短い黒髪。中肉で身長164センチくらい。黒のジャンパーとオレンジ色のセーター、茶色のズボン、茶色のトレッキングシューズを着用していた。ズボンの後ろポケットに、金色のいかりのマークが描かれた小銭入れが入っていた。

 腐敗しておらず、死後間もないとみられる。傷はいずれも右腹部にあり、傷口の長さは約3センチ。ジャンパーとセーターにはそれぞれ1、2カ所、穴が開いていた。県警は司法解剖を行うなどして、死因や身元を調べる。

 現場は小松海岸から東に約1・5キロの沖合。発見した男性漁師が地元漁協を通じて徳島海上保安部に通報した。男性は「黒っぽい塊が流れてきたので、ごみだと思って近づくと、背中と靴が見えた。まさか人とは思わなかった」と驚いていた。