過密日程を総力戦で乗り切る覚悟で練習に励む徳島の選手たち=徳島スポーツビレッジ

 Jリーグは新型コロナウイルスの影響で公式戦の中断が4月3日まで延長され、J2徳島ヴォルティスもさらに3試合(計6試合)が延期となった。今季は元々、東京五輪開催に伴う約3週間の中断期間があり、過密日程に一層拍車が掛かるのは必至。チームはリーグ2番目に多い35選手を抱えるメリットを生かし「誰が出ても良いパフォーマンスを披露する」と総力戦で戦い抜く覚悟で練習に励んでいる。

 リーグは五輪前後の平日開催を軸に日程を組み替える見通しで、中2日や中3日での3連戦がさらに増えることになる。ロドリゲス監督は「(特定の選手が出続けると)3試合目に負荷が高くなるので、その点をコントロールしたい」と話す。

 連戦を乗り切るにはターンオーバー(先発の入れ替え)の成否が鍵となる。徳島は今季、東京五輪による過密日程を見据えてチームを編成。選手35人は岡山に次ぐ大所帯だ。2月23日の開幕戦では新加入7人が先発。昨季4位と躍進した際のメンバーが控えに回っても快勝し、選手層の厚さを印象付けた。強みを最大限に生かしたい指揮官は「全員で準備していく」とチーム一丸を強調。誰が出ても遜色ない働きができるよう戦術の共有と浸透を深めるつもりだ。

 中断期間中に別メニュー調整だった選手も全体練習に合流。チーム内競争は激化している。副主将のMF島屋は「再開がさらに延期されてモチベーションを保つのは正直難しい部分はある。それでも全員で高め合ってしっかり準備する。それがプロ」と力強く話した。