神山町の山奥深く、樹齢数百年のスギの巨木に囲まれ、鎮座する四国霊場12番札所・焼山寺。標高約700㍍と、八十八カ寺では雲辺寺(三好市池田町)に続いて2番目に高い場所にある。

 

ドローンで寺越しに東南東を眺めると、下に見える集落との高低差がうかがえる。寺への巡礼の道が「遍路転がし」と呼ばれるゆえんだ。ただ寺の間近まで舗装道路も通っており、参拝方法は多様化している。

 緑に芽吹き始めた山々の向こうには、明石海峡や和歌山県まで見渡せる。春遍路の季節、絶景と神秘的な空間が巡礼者の心を癒やす。