最後の元気市で商品を選ぶ来店客=徳島市の市立木工会館

 3月末で休館する徳島市立木工会館(福島1)で15日、最後の「木工会館元気市」(市地場産業振興協会主催)があり、10年余り続いた産直市の閉店を常連客らが惜しんだ。

 徳島市や石井町などの小規模農家でつくる「いしい日曜朝市」の10人が出店し、ホウレンソウやニンジンなどの野菜や食料品を並べた。午前9時の開店と同時に次々と客が訪れ、新鮮な野菜などを購入した。

 出店者と常連客が「寂しくなる」「どうかお元気で」と声を掛け合う一幕もあった。徳島市の主婦金村温子さん(64)は「新鮮な野菜を毎回楽しみにしていた。寂しい気持ちでいっぱい」と話した。

 元気市は会館の認知度向上とにぎわいづくりを目的に、市地場産業振興協会が2009年9月から毎月第3日曜に開催。いしい日曜朝市の宮本晴男会長(75)=石井町=は「顔なじみの人と会えなくなるのは残念だけど、長い間続けられて良かった」と話した。