献血する男性。巡回バスでの協力者が減っている=徳島市元町1のアミコビル内「献血ルームアミコ」

 徳島県内の献血者が減少している。献血バスを受け入れる事業所が、新型コロナウイルス感染防止のため、周辺住民ら部外者の立ち入りを制限しているためだ。県赤十字血液センター(徳島市)は「輸血が必要な患者は大勢いる。献血ルームを訪れて協力してほしい」と呼び掛けている。

 センターによると、2月第1週~3月第1週(2月2日~3月7日)の献血者は2012人で、前年同期より108人減った。政府の専門家会議が不要不急の集まりを避けるよう求めた2月第3週(16~22日)から減少し始めた。

 徳島市のアミコビルにある献血ルームを利用する献血者数に大きな変化はないものの、事業所や公共施設を巡回する献血バスでの減少が目立つ。住民らの立ち入りを制限し、職員だけが献血するケースが多いという。

 血液は保存が利かないため、社会情勢の変化に関係なく一定量を確保しなければならない。センターの岡本武由事業部長は「血液を必要とする患者を救ってほしい」と訴えている。