【新実行委への参加意思】

実働面でも最大限協力

―徳島市は、阿波踊りの新たな主催団体となる実行委員会を4月下旬に立ち上げるが、徳島新聞社はどうするのか。

弊社はこれまで市観光協会と共に阿波踊りを主催し、徳島の宝である阿波踊りの魅力を全国、そして世界に発信してきました。一方で赤字が累積していることから、収支の改善に向けた具体的取り組みを協会に呼び掛けていたところ、今回のような騒動に発展したわけです。

弊社には、阿波踊りの企画・運営に長年携わってきたことによる開催ノウハウが蓄積されています。同時に、阿波踊りの安定運営やさらなる振興発展のためには一定の資金が必要だとも考えており、今回、振興基金の創設を提案します。

基金に積むための原資として弊社は市に3億円の寄付を予定していますが、市から新実行委への参加要請があれば、実働の面でも最大限の協力をして阿波踊りの振興・発展に力を尽くしたいと考えています。