作画に取り組む大東さん=阿南市桑野町の自宅

 阿南市桑野町の漫画家大東(だいとう)優也さん(25)が四国を舞台に描いた冒険漫画「ヒノマル!」が、テレビアニメ化される。ケーブルテレビ徳島(徳島市)が、地域色豊かな番組を発信しようと企画した。県内で発行されている月刊誌「ガオー!」に連載中の作品から12話を制作し、5日から毎月1話ずつ放送する。
 
 アニメは1話当たり10分。少年ヒノマルが四国霊場をモチーフにしたパワースポットを巡る冒険を通して仲間と一緒に敵と戦いながら成長する内容で、原作の漫画に回想シーンや新たなストーリーなどを加える。
 
 制作は、大東さんら5人が昨年末から始めた。1話当たり千こまが必要で、大東さんは原画やレイアウトを担当。イラストレーターらが背景描写や着色、映像編集などを進めている。
 
 ケーブルテレビ徳島が昨秋、徳島市などで開かれたアニメの祭典「マチ★アソビ」に合わせ、大東さんの作品を紹介する特集番組を放送したのを機にアニメ化の話が持ち上がった。制作は、月刊誌を発行する「スタジオ ソル」(徳島市)などでつくる制作委員会と共同で行う。
 
 昨年初めから月刊誌に連載している大東さんは「アニメ化でより迫力ある動きを表現できる。物語のテーマである友情や勇気の大切さを多くの人に感じてもらえればうれしい」と張り切っている。
 
 放送はサービスエリアである徳島市の一部や海部郡3町、美馬市など10市町村の加入世帯が対象で、来年6月末まで。5日は午前8時半からで、原則的に毎月第1水曜に放送し、再放送もある。