新型コロナウイルスの感染拡大に伴う臨時休校が続く中、県内の多くの公立小学校で17日、卒業式が開かれた。各校は在校生の出席を取りやめるなどの対応を取り、卒業生を送り出した。
石井町の藍畑小では卒業生34人と保護者、教職員で式を行った。荒岡勲校長は卒業証書を一人一人に渡し「感謝の気持ちを胸に、中学校でも自分を伸ばしていってほしい」と激励した。
卒業生は休校中、それぞれの自宅で別れの言葉を練習し、「素晴らしい未来に向かって羽ばたきます」と声を合わせた。出席できなかった在校生に代わって、教職員約20人が「頼りになる6年生の姿は下級生の憧れでした。ありがとう」と声を掛けた。
この日は県内21市町の小学校で卒業式があった。18日は徳島市や鳴門市などで開かれる。