大塚製薬陸上部に今春、男女3選手が加入した。阿南市出身の國行麗生(22)=美馬商高-東海大出、兵庫県出身の藪田裕衣(22)=市尼崎高-京都産業大出、大阪府出身の新井和貴(18)=大阪高出=で、3人は14、15の両日に鳴門ポカリスエットスタジアムで開かれる徳島カーニバルでデビューする。
國行は2017年11月の全日本大学駅伝で6区2位と好走。箱根駅伝も2年生から3年連続で出場した。1500メートルの自己ベストは昨年マークした3分44秒38で、17年の学生ランキングで9位に付けている。
藪田は昨年9月の日本学生対校選手権女子3000メートル障害を制した。優勝タイムの10分2秒64は17年の日本ランキング4位。同12月の全日本大学女子選抜駅伝でも1区2位と力走した。
新井は、昨年11月の全国高校駅伝大阪府予選2区で区間賞を獲得。1500メートルは3分56秒94の自己ベストを持っている。
古里で社会人として一歩を踏み出した國行は「憧れていたチームで陸上ができることがうれしい。中高生の手本となる走りをしたい」とアピール。新天地での活躍を誓う藪田は「ハードル技術を高め、もっとタイムを縮めたい。東京五輪出場を狙う」、新井は「スピードに磨きをかけ、トラック種目で世界レベルと渡り合える選手になりたい」と意気込んでいる。
徳島カーニバルでは、國行と新井は男子1500メートル、藪田は女子1500メートルと3000メートルに出場する予定。