徳島地裁

 徳島地裁は18日、特殊詐欺事件の被告の男が新型コロナウイルスに感染した疑いがあるとして、この日予定していた男の判決公判を延期した。

 男は詐欺、詐欺未遂の両罪に問われている埼玉県三郷市の会社員(33)=保釈中。弁護人によると、男は37・5度以上の発熱やせきが2週間以上続いている。17日に同県の総合病院で新型コロナウイルスに感染した疑いがあると診断され、出廷しなかった。男の職場に感染者がいるという。地裁は男の症状を病院に確認するなどした。

 男は感染を調べるPCR検査を受けていない。検査の実施状況や症状などを考慮し、地裁は判決公判の期日を決める。当初、判決公判は2日に予定され、男の体調不良のため18日に変更していた。

 新型感染症の影響で裁判期日を変更する事例について地裁総務課は「把握できていない」としている。

 起訴状によると、男は昨年4月、氏名不詳者と共謀し、徳島県の50代女性から架空の民事訴訟の和解金名目で現金300万円をだまし取るなどしたとしている。