
新聞を活用する方法などを学ぶ阿波銀行の新入行員=徳島市の阿波銀研修所
今春阿波銀行に採用された新入行員76人の研修が11日、徳島市上八万町の阿波銀研修所であり、社会人として必要なスキルを養うために新聞を活用する方法などを学んだ。
徳島新聞メディアNIE・NIB推進室の手束泰二NIB担当部長が「新聞を読むことで思考力や判断力、表現力が磨かれる」と説明。記事や紙面構成の特徴を解説し、社会人としての基礎をつくるため、まずは記事を要約している見出しに目を通す習慣を付けるよう勧めた。
新入行員はメモを取りながら熱心に耳を傾けていた。藍住支店に配属される柏木みりさん(22)は「新聞で地域や金融の情報を得て、行員生活に役立てたい」、蔵本支店の藤本理生(りき)さん(22)は「記事から表現力を学び、伝わりやすい文章作りに生かしたい」と話した。
企業などに記者らを派遣し新聞の活用法を学んでもらうNIB(Newspaperin Business)の一環。