鳴門市鳴門町土佐泊浦の沖合にイルカの群れが現れ、写真家小川直樹さん(58)=同市=が撮影した。
小川さんによると、群れを見つけたのは19日午前11時50分ごろ。沖合約1キロで、10頭ほどが海面に浮上したり潜ったりしながら南から北に向かってゆっくりと泳いでいた。15分ほどで姿が見えなくなったという。
船上から小型無人機ドローンで鳴門海峡を撮影していた小川さんは、イルカの群れにカメラを向けて動画に収めた。「身近な海で遭遇し、感動した」と驚いていた。
県立博物館の井藤大樹学芸員(31)は「バンドウイルカの可能性が高い。県南ではよく見られ、まれに鳴門海峡まで泳いでくる」と話した。