市瀬菜々選手

 徳島市出身でサッカー女子・なでしこリーグのマイナビベガルタ仙台に所属する市瀬菜々選手をモデルにした4こま漫画が、連載されている。漫画家のいがらしみきおさんが書き下ろし、タイトルは「わたしがナナ」。毎月2回程度(不定期)、ベガルタ仙台の公式ウェブサイト内の特設ページ(https://www.vegalta.co.jp/contents/iam-nana/)で見ることができる。

 いがらしさんは、宮城県加美町出身で、仙台市で活動を続けている。熱心なサッカーファンであり、ベガルタ仙台がコラボ企画を相談したところ、いがらしさんが市瀬選手のファンであることから実現した。

 昨年10月から連載が始まり、チームメートとのやりとりやプライベートなどがコミカルに描かれている。これまでに第11話まで紹介されている。

 いがらしさんは徳島新聞に対して「市瀬選手がアンダー世代の頃の試合で、本気でボールを獲りに行くディフェンスをしているのを見て一発でファンになりました。ここまで思い切りのいい選手は男子にもなかなかいません」とファンになった理由を明かす。ネタについては「周りのスタッフや選手が、いろんなエピソードを教えてくれるので困りません。しかし、女子なんでどこまで描いていいのか心配です」と話した。

 市瀬選手は「漫画のモデルになるというお話をもらったときには正直、驚きました。先生の印象はとても優しく、壁もなく、話をしやすい方だなと」とした上で「実際に連載がスタートして、私自身を多くの方々に知っていただける機会になったと思っています。漫画を通じて普段の生活や性格を漫画を届けられればと思いますし、チームを知ってもらいたいです」とコメント。

 反響も多いそうで、練習場やスタジアムなどで「漫画みたよ!」「面白いね」と声を掛けられたり、チームメートや家族からは「ユニークで朗らかな漫画だね」と言われているという。市瀬選手がお気に入りは第8話と第10話で「面白いのでぜひ見てくださいね」と呼び掛ける。

 市瀬選手は昨年9月に右膝の靱帯(じんたい)を負傷し、脱臼癖のあった右肩とともに併せて手術し、復帰を目指している。現状については「多少の痛みもありますが、サッカーをできなかった期間を考えると、今は練習できていることに幸せを感じています」。新型コロナウイルスの影響で延期になっている「なでしこリーグ」の開幕に向けて「自分のコンディションをベストな状態まで上げ、開幕から勝利を積み重ねていきたいです」と意気込む。

 開催の延期論が出ている東京五輪については「一番の目標です。絶対になでしこジャパンのメンバーに入り、優勝したいです。選ばれるためにはまず、チームに貢献し、結果を残したいと思います」と決意を語った。