シリア北西部イドリブ県で、新型コロナウイルスの予防措置の説明を受ける人々=20日(ゲッティ=共同)

 【カイロ共同】内戦中のシリアの避難民に新型コロナウイルスの感染が広がる危険性が指摘されている。反体制派の最後の拠点、北西部イドリブ県では、アサド政権の攻勢で100万人近くの避難民がトルコ国境近くに身を寄せる。劣悪な医療体制に加え手洗いのための水不足、密集したテント生活などで感染防止に十分な距離を取りにくいなど悪条件がそろう。

 米紙ニューヨーク・タイムズが23日までに伝えたところによると、イドリブ県のキャンプでは一つのテントに十数人が身を寄せている状況が見られる。支援団体幹部は「週に1回も手を洗えない子どもがいる」と指摘したという。