ミツマタの皮をむく木沢林業研究会の会員=那賀町小畠の加工場

 那賀町の林業家らでつくる木沢林業研究会の会員らが、紙幣の原料となるミツマタの樹皮をむく作業に追われている。皮むきは5月上旬まで続く。

 那賀町小畠の加工場で会員8人が作業。ミツマタの枝を長さ1・2~1・5メートルに切りそろえ、釜に入れて3時間ほど加熱する。柔らかくなった「黒皮」と呼ばれる表皮を、専用の機械を使ってはぎ取り、丸1日天日干しして乾燥させる。

 黒皮は1キロ当たり約800円で業者に卸す。今年は1トンを出荷する見込み。皮を取って残った枝も生け花の花材として使われる。

 研究会は、林業に代わる収入源として2013年からミツマタを栽培し、15年から出荷している。