第99回全国高校野球選手権徳島大会は8日、31校が参加して鳴門オロナミンC球場で開幕した。26日までの延べ13日間、全国選手権(8月7日から15日間・甲子園)の出場権を懸けて白熱した戦いが繰り広げられる。初日は1回戦2試合があり、阿南高専が10-0でつるぎに六回コールド勝ちし、小松島は6点差をひっくり返し、延長十回サヨナラ勝ちで徳島科技を下した。
午前9時半から行われた開会式は、約千人の観客が見守った。昨夏、史上初の5連覇を達成し、6連覇を狙う鳴門を先頭に、31校のナインが力強く入場行進。先導役の河野優花さん(17)=富岡西高3年=に続いて、きびきびと歩いた。司会の亀川和奏さん(17)=同=と西口名津さん(16)=阿波高1年=が各校を紹介した。
鳴門3年の冨士佳資主将(17)が優勝旗を返還し、県高野連の永松宜洋会長が「選手たちの引き締まった表情を見ていると心が熱くなる。自信を持って試合に臨み、素晴らしい試合をつくり上げてほしい」と激励。新野3年の折下光輝主将(17)が「野球ができる喜びを感じ、支えてくれた方々へ感謝の気持ちを込めて最後まで全力でプレーすることを誓う」と高らかに選手宣誓した。
つるぎ対阿南高専の開幕試合で熱戦の火ぶたが切られ、始球式は女子マネジャーとしては初めて、岡本亜衣さん(18)=川島高3年=が務めた。
大会第1日
◇1回戦
第1試合(11:40~)鳴門オロナミンC球場
つ る ぎ 000 000 0
阿南高専 125 002X 10
(六回コールドゲーム)
第2試合(13:45~)鳴門オロナミンC球場
徳島科技 600 000 010 0 7
小 松 島 100 006 000 1X 8
(延長十回)