11日、県内は南寄りの風が吹いた。海上は少し波も高かった。渡船業者も出船を見合わせた所が多かった。波止や岸壁も釣り物が少ない上に風が強く、釣り人の姿もあまり見られなかった。

 [波止]<大潟工業団地裏>11日、南寄りの風が強く釣りづらかった。岸壁で赤アミと米ぬかを混ぜた物をマキ餌にして小粒の沖アミをサシ餌にサヨリを狙い20センチ前後を主体に25センチまでを1~15匹。数日前から釣れだしたがまだ群れが小さく日によってかなり釣果に差があるようだ。

 <高知・室戸岬漁港>11日、10時まで沖向きの消波ブロックでアジを餌にサオを出した人が0・5、0・6キロのアオリイカ2匹。

 <津田沖ノ一文字>10日、白灯付近で徳島市の人が36センチのチヌ1匹と型は未確認だがメバル2匹、ガガネ17匹。

 <和田島大手海岸T字ブロック>10日、南寄りの強い風で釣りづらかった。日没後から2時間ほど阿南細栄会の好川学さんら2人がアオイソメを餌にウキ釣りで17~23センチのガガネ9匹と17~22センチのメバル25匹、55センチのセイゴ1匹。この日はソフトルアーやミノウでは全くアタリがなかった。

 <高知・室戸岬漁港沖ノ離岸堤>10日、内向きで底物を狙った阿波市の人が62センチのイシダイを1匹仕留めた。沖向きの消波ブロックではフカセ釣りで28~38センチのグレ20匹余り。

 [イカダ]<高知・吉良川沖>10日、2号で底物を狙った2人が35~60センチのイシダイ6匹。3号は沖アミを餌にフカセ釣りで30~35センチのグレ6匹。

 [渓流]<那賀川>9日、南川で9時半から3時間半ほど川虫を餌にサオを出した徳島TFTの南山雅美さんが15~21センチのアメゴ23匹。川虫は現地で半時間ほどで確保した。

 [船釣り]<橘湾>8日、南寄りの風が強く吹き、少し風波があった。潮はあまり動かなかったが夕方ごろから満ちの流れが段々と速くなった。15時から2時間半、自家用船で出掛けたすだち会の上田和男さんら2人が75~120グラムのオモリで薄いオレンジ、白、ピンクのスカートを交換しながらタイラバージグでサオを出し33センチのマダイ、25・5センチのメバル、35センチのイシモチを各1匹。潮が緩く流れだした時に集中してアタリが出たが速く流れだすと全くアタリはなくなった。またクラゲが多く浮遊してラインやオモリに触手が付くなどして釣りづらく場所を小まめに少しずつ移動させて釣果を出した。(県釣連盟報道部)