滝つぼでみこしを清める信者=海陽町平井の轟の滝

 「日本の滝百選」の一つで有名な海陽町平井の轟(とどろき)の滝で9日、龍瀑院龍王寺(りゅうばくいんりゅうおうじ)の夏祭りがあった。白装束姿の信者たちが金色のみこしを滝つぼに入れて清め、無病息災や家内安全を願った。

 21~66歳の20人がみこしを担ぎ、「いざ出陣」という掛け声を合図に寺を出発。大粒の雨が降りしきる中「ちょうさじゃ、ちょうさよ」と声を上げながら、約200メートル離れた滝まで練り歩いた。滝つぼに入り、肩の辺りまで水に漬かった信者は、みこしを勢いよく左右に揺らして水しぶきを上げた。

 滝の近くには勇壮な行事を一目見ようと、写真愛好家ら約30人が集まった。カメラを片手に夫婦で訪れた福井純子さん(74)=阿南市宝田町久保田、無職=は「活気があっていい。信者たちの迫力に圧倒された」と話していた。