日本赤十字社県支部が災害救護の後方支援拠点施設を整備する県赤十字血液センター=徳島市庄町3

 日本赤十字社徳島県支部(徳島市庄町3)は、南海トラフ巨大地震などの大規模災害発生に備え、隣接する県赤十字血液センターに救護活動の後方支援拠点施設を整備する。全国各地の日赤から派遣される医療救護班の休憩所などとして活用し、円滑な活動につなげる。全国で8カ所目で、四国では初めて。

 整備するのは、鉄筋コンクリート3階建ての同センターの1階部分。約3分の1の約250平方メートルに、40人を収容できる仮眠室や会議室、炊事場、シャワールームなどを設ける。

 救護班が休憩したり、活動の引き継ぎや資機材の補充をしたりするのに使ってもらう。義援金の受付場所としても活用する。平時は日赤の各種講習会に使う。

 昨年4月の熊本地震で現地に出向いたスタッフから「宿泊や休息場所を確保するのに苦労した」との報告を受け、県支部の創立130周年記念事業の一環で整備することにした。

 センター1階は、献血の受け付けを徳島駅前出張所(アミコビル内)に統合したことに伴って空きスペースとなっており、有効活用策を探っていた。9月に着工し、本年度内の完成を目指す。

 県支部によると、施設は東日本大震災の教訓を踏まえ2012年以降、東京・広尾や愛知、大阪など7カ所に整備されている。

 小森將晴事務局長は「熊本地震の被災地では、全国から集まる救護班の活動拠点を整備する必要性を痛感した。早急に整備したい」と話している。