あわラン記者のおすすめ本

 新年度がスタートしました。異動や転勤などで慌ただしく過ごされている人も多いでしょう。私もその一人。3年ぶりに勤務地が変わり、期待と不安が入り交じる気持ちで4月1日を迎えました。

 仕事の話はさておき、新年度は何かに挑戦するきっかけにちょうどいいですね。家庭や仕事はもちろん大事ですが、趣味を持つことは人生を楽しく過ごす生きがいづくりになると思います。先日取材した写真愛好家のおばあちゃん(93)も言っていました。説得力があります。

 健康志向の高まりを背景にここ十数年、ランニングに挑戦する人が増えています。ただ、長続きしない人も少なくないでしょう。健康のためとはいえ、単に走るだけでは、よほどの強い意志がなければ難しいと思います。

 私が考える長続きのひけつはマラソン大会に出ること。目標ができれば練習も前向きに取り組めます。大会では、その地域ならではの食や景色が楽しめ、住民との交流も生まれます。見ず知らずの人とハイタッチをしたり、高校生から激を受けたりと非日常的な雰囲気が味わえます。

 二の足を踏んでいる皆さんにお勧めしたい本があります。

 たかぎなおこさんが手掛けたコミックエッセイ「マラソンシリーズ」。運動不足の主人公がふとしたことからランニングを始め、ご当地のマラソン大会に次々と挑戦します。読みやすく、非常に共感できる内容。初心者ランナーの女性教師が米国ボストンマラソンに出場し、完走するまでの姿を記した「マイ・ライフ 涙と愛の完走物語」も良いです。

 新型コロナウイルスが一日も早く終息し、各地でマラソン大会が開催される日を心待ちにしています。さまざまな分野で先行き不透明な新年度のスタートですが、家庭と仕事と趣味のバランスをうまく取りながら前向きに過ごしたいものです。(矢)