水揚げされる「すだちぶり」=鳴門市北灘町の粟田漁港沖

 県産スダチの果皮を混ぜた餌で育てたブリ「すだちぶり」の今季の出荷が11日、鳴門市北灘町の粟田漁港沖で始まった。

 漁港沖のいけすで生産者らが網を引き上げると、体長約60センチのすだちぶりが勢いよく水しぶきを上げた。この日は約5トンが水揚げされ、いけすが付いた活魚船で県内外の加工場に運ばれた後、県内の量販店や関西圏などに出荷される。

 すだちぶりは通常の養殖ブリよりもビタミンEが多く含まれるのが特長で、刺身やブリしゃぶのほか、カルパッチョにぴったりという。生産を手掛ける山仁産業の松下周平専務(31)は「夏場のすだちぶりは脂がさっぱりして臭みがなく、魚嫌いの子どもにもお勧め」と話している。

 出荷作業は週2回のペースで行われ、来年1月末まで続く。