阿波市内の民家や事業所の敷地などにベンチを100台設置するプロジェクトに取り組む市民らが、土成町土成の県道沿いに設けたベンチ1台にイラスト入り木製プレートを取り付けた。
イラストは牧内英治さん(71)=美馬市脇町別所=が電気ペンで木材を焦がし、昆虫やコスモス、トマトなどを描いた。
ベンチは現在、60台を設置しており、プレートは他のベンチにも順次付ける。当初は番号だけが入ったプレートを取り付ける予定だったが、市にゆかりのある動植物のイラストも加えることにした。
プロジェクトリーダーの浅野敏司さん(44)=阿波市市場町切幡、自営業=は「市の魅力を一つでも多く紹介したい」と話した。
プロジェクトは、住民が集ったり遍路客が休んだりできるような場をつくろうと、昨年から取り組んでいる。