内藤佐和子氏

 4月5日の投開票に向け、現職と新人が激しい舌戦を繰り広げている徳島市長選。候補者2人の横顔を紹介する。

活性化策 常に考える

 県や市の審議会委員を数多く務め、行財政、防災、観光などで行政に提言してきた。イベントでの食品販売に関する規制緩和を実現させるなどしたが、「市の審議会は結論ありきで、行政手法を変えることはできなかった」。それが出馬を決めた理由でもある。

 東京大入学後、難病の多発性硬化症を患い、弁護士になる夢を諦めた。2009年にまちづくりグループを発足させ、全国の大学生が徳島の活性化プランを競うコンテストを開いた。以降も数々のイベント開催に携わり、若者の投票率向上を目指す取り組みにも力を入れる。

 「どうすれば徳島が良くなるか、四六時中考えている。息をするのと同じ」。徳島青年会議所で多くのイベントを企画した父の影響が大きいという。自身の長男(8)のまちづくりのアイデアに驚かされることも多いといい、「そういう家系なのかも」と笑う。

 当選すれば全国歴代最年少で徳島市初の女性市長となる。「若さや発想力に期待してくれる支援者は多い。誰もが楽しみながら暮らせる街の実現を目指したい」。

【第一声書き起こし(要旨)】(3/29)

 この選挙は県・市対立をあおる現市政を継続するのか、それとも県市協調で徳島を一歩でも前に進めていくのかを選ぶ選挙。

 県と市が対立していて何か進むでしょうか。県と市が手を携えなければ、この徳島市の発展はありません。徳島市が発展しなければ県全体の発展もない。だからこそ今、前に進める政治、県市協調ができる政治、しがらみのない徳島市の政治に、変えていかなければいけない。

 若い力でエネルギーをもって前に進めていく行動力が今、徳島市に求められている。コロナウイルスの影響で、全国的に閉塞感でいっぱいになっている。その対策で力を発揮しているのが若い首長。若い力で日本をどうにかよくしたいと思っている。

 中心市街地や駅前の問題、ごみ処理場も喫緊の課題だが、現市政は対話ができていない。排水のポンプ場など耐震化しなければいけない施設はある。住民の命を守りたいのであれば、耐震化の優先順位は高いはず。

 今の市政では次世代の徳島が本当に駄目になってしまう。だから私たちの世代に任せてください。