馬原文彦医師

 徳島県内の2人が新型コロナウイルスに感染したことが確認され、訪れていた店舗名などが公表された。2次、3次感染の可能性はあるのか。県医学・感染症専門員の馬原文彦医師(馬原医院院長)に聞いた。

 ―感染拡大の恐れは。

 行動履歴を把握し、クラスター(感染者集団)を生み出さないよう対策を講じている。2次感染、3次感染と急速に広がる可能性はないだろう。

 ―店舗名を聞いて不安を抱く県民は少なくない。

 感染者と密接に会話したというケースを除けば、同じ時間帯に訪れていたくらいなら感染リスクはない。それでも心配な人はいると思う。今後1週間程度は体調の変化に気を配り、熱やせきが出たり、嗅覚異常を感じたりした場合には、県の相談窓口にすぐ問い合わせてほしい。

 感染者が商品を触り、それを誰かが触る―。この流れを考え出すと、生活ができなくなる。それよりも感染者のうち症状がない人の割合が8割にも上っている現状に注目すべきだ。気付かないうちに他人にうつしているかもしれない。大阪や神戸でこうした事例が増えている。