昨年2~3月に徳島市の路上などで女性3人に性的・身体的暴行を加えたとして、強制わいせつ致傷などの罪に問われた元銀行員の被告の男(24)=徳島市=の裁判員裁判の判決公判が31日、徳島地裁であり、藤原美弥子裁判長は懲役5年(求刑同8年)を言い渡した。

 判決理由で藤原裁判長は、被害者らの証言や防犯カメラの映像などから、いずれも被告の犯行と認定。多量のアルコール摂取などの影響で責任能力はないとする弁護側の主張については「周囲の状況やわいせつ目的に即した合理的な対応をしていた。飲酒が各犯行に与えた影響は限定的」と退け、完全責任能力を認めた。

 閉廷後、弁護人は「無罪を求める」として即日控訴した。

 判決によると、昨年2月27日午後11時55分ごろ、20代女性の下半身を触るなどした。3月1日午前3時すぎには10代女性に約55分間にわたって性的暴行を加えるなどし、約1週間のけがを負わせた。同日午前4時ごろには別の10代女性の髪を引っ張る暴行をした。