トレンドの古典柄の浴衣などが並ぶ特設コーナー=藍住町のゆめタウン徳島

 花火大会や阿波踊りを前に、徳島県内の量販店や呉服店で浴衣商戦が熱を帯びてきた。今年は黒や紺、白の生地に、花や虫など昔ながらの古典柄と、落ち着いたデザインがトレンド。近年はファッション誌でも浴衣が取り上げられ、20~30代を中心に販売が伸びており、週末は熱心に品定めをする買い物客の姿が目立つ。商戦は8月中旬までがピーク。

 ゆめタウン徳島(藍住町)は6月22日、2階に特設コーナーを設けた。昨年よりも約300点多い約1500点をそろえ、ツバキやユリ、アサガオなどを大きくプリントした浴衣が並ぶ。

 帯とげたのセットで9千円ほどの商品が売れ筋。アイドルグループ「NMB48」の山本彩さんやモデルの玉城ティナさんがプロデュースした浴衣も、若い女性らに人気があるという。小物は、竹編みのかごバッグがよく売れており、携帯電話や財布が入るくらいの小ぶりのサイズが中心となっている。

 呉服店の染織館(徳島市昭和町3)は、注文に応じて仕立てる浴衣生地と既製品約300点を取りそろえる。古典柄が人気で、上前から下前まで模様がつながる訪問着風の仕立てが多いという。顧客は30~40代が中心。価格帯は7千円から8万円までと幅広い。

 最近は振り袖に用いられる袋帯や、小紋に用いられる名古屋帯を合わせて「着物風」に着こなし、普段のお出掛け用にも浴衣を着る人も増えている。

 同店担当者は「従来ある色柄やコーディネートで色合わせを楽しんでほしい。お気に入りの浴衣を着て、夏のイベントに出掛けてみては」と話している。