吉野川市美郷で、梅干し用の梅を乾燥させる「土用干し」が始まった。黄色い実がビニールハウス内に広げられ、甘酸っぱい香りを漂わせている=写真。

 田平地区の加工施設では、栽培農家でつくる「美郷梅工房」の会員がハウス内で作業している。約1カ月間塩漬けにした小梅の実をパレットに並べ、干しむらができないようにひっくり返している。

 5~10日ほど干した後、梅酢、シソと一緒に漬け込むと、10月末から11月上旬に赤い梅干しができる。土用干しをすることで実の崩れを防ぐことができ、保存性が高まるという。

 梅工房の今季の取扱量は例年並みの約4トンで、7月末まで作業を続ける。藤村和行会長(63)は「品質は良い。昔ながらの梅干しを味わってもらいたい」と話している。