明石さん(右端)に教わりながら石を積む新入社員=吉野川市美郷平

 総合建設業の姫野組(徳島市)の新入社員が2日、観光名所「高開の石積み」で知られる吉野川市美郷で石積みの修復に挑戦した。共同作業を通じて主体性やコミュニケーション能力を育んでもらおうと、初めて新人研修に導入した。

 姫野組とそのグループ会社に今春入社した18~22歳の男女7人が、地元に住む明石光弘さん(72)に教わりながら作業。老朽化した石積み(高さ約1・2メートル、幅約13メートル)を解体して土台を作り直し、バランスを取りながら再度積み上げた。石積み技術の継承に取り組む「石積み学校」の金子玲大理事から、ウェブ会議システムで講義も受けた。

 姫野組住宅センターに勤務する正見明日香さん(22)は「声を掛け合い協力しながら進めることで、信頼関係が深まった。目標を持って取り組む大切さも学べた」と話した。