徳島県の飯泉嘉門知事は3日、新型コロナウイルスの感染が拡大している東京、神奈川、愛知、大阪、兵庫の5都府県への不要不急の往来を自粛するよう、県民に呼び掛けた。一方、「徳島は感染が拡大している状況にない」として、県内の学校を春休み明けの8日から再開させる方針を明らかにした。これを受け、県内全24市町村の公立小中高校と特別支援学校で8日からの再開が決まった。

 知事は定例会見で、政府の専門家会議が示した「感染拡大警戒地域」「感染確認地域」「感染未確認地域」のうち、警戒地域に含まれる5都府県への往来を控えるよう県民に要請。感染が広がっている北海道、千葉、埼玉、京都、和歌山の5道府県を往来する際も感染状況などに注意して行動するよう呼び掛けた。

 その上で、県内は「感染確認地域」だとの認識を示し、イベント開催などについては、感染拡大の危険性が低い活動の実施を容認した。屋内で50人以上が集まるイベントは控えるよう求めつつ、「人数だけではなく、密集度、密接度を考えて開催や参加を判断してほしい」と述べた。

 県庁であった県新型コロナウイルス感染症対策本部会議では、県教委の榊浩一教育長が、県内では児童生徒や教職員の感染が確認されていないなどとして「県全域で学校の安全が確保されている」と説明した。

 県内で感染者が大幅に増加したり児童生徒や教職員の感染が判明したりした場合には、改めて臨時休校の可否を検討する。県教委はこの日、学校を再開するよう各市町村教委に要請した。