絶滅危惧種に加えられたシベリアイタチ(川口誠氏提供)

 徳島新聞の記事を題材にした問題について考えてみましょう。

 環境省は27日、絶滅が危ぶまれる野生生物をまとめたレッドリストを改訂し、国内で長崎県・対馬にのみ生息するシベリアイタチなど新たに40種を絶滅危惧種に加えた。生息環境の悪化が影響しているほか、沖縄県・八重山諸島の水田や池にすむタイワンタイコウチは、地球温暖化に伴う干ばつが要因で減少しているとして、3ランクある絶滅危惧種の中で最も危険度が高い種とした。

 トキだけに寄生するトキウモウダニは絶滅と評価された。過去にいったんトキと共に野生絶滅となり、トキの復活を受けて再調査されたが、飼育下の個体やケージから見つからなかった。

 シベリアイタチはチョウセンイタチとも呼ばれ、これまで準絶滅危惧種だった。シカの増加に伴う草の減少で餌のネズミや昆虫が減り、絶滅危惧種の中で2番目の危険度と評価された。

 タイワンタイコウチは水田の耕作放棄や池の埋め立てに加え、温暖化に関連するとみられる干ばつが2014年から相次ぎ、生息が激減した。

 このほか最も危険度が高い種として、18年に発見された鹿児島県・徳之島のシダ植物ムシャシダが指定された。世界でもまれな洞窟に生息するアリで、沖縄県の1カ所だけで確認されているガマアシナガアリも加えられた。周辺の開発の影響が懸念されるという。

 改訂により絶滅危惧種は3716種となった。

 3月28日の社会面に掲載された記事を基に構成し直しました。

問 題

 ①絶滅と評価された生き物は何ですか。

 ②干ばつが要因で減少し、最も危険度が高い絶滅危惧種とされたカメムシの仲間は何ですか。

 ③対馬にだけ生息し、2番目の危険度と評価された動物は何ですか。

 ④2018年に徳之島で発見され、指定された植物は何ですか。

 ⑤世界でもまれな、洞窟に生息するアリは何ですか。

解 答

 ①トキウモウダニ

 ②タイワンタイコウチ

 ③シベリアイタチ

 ④ムシャシダ

 ⑤ガマアシナガアリ