ササの葉で湯を振りまくみこ=鳴門市大麻町の大麻比古神社

 ササの葉で湯を散らして厄をはらい、五穀豊穣(ほうじょう)を祈願する神事「湯立神楽(ゆだてかぐら)」が4日、鳴門市大麻町板東の大麻比古神社で営まれ、参拝客ら約100人が見守った。

 本殿の前庭に据えられた直径約60センチの大釜で湯を沸かし、圓藤恭久宮司ら神職4人が大祓詞(おおはらえのことば)を奏上した。みこが束ねられたササの葉を湯に浸し、四方に振りまいた。

 湯には家内安全や無病息災などの御利益があるとされ、参拝客は頭を垂れてしぶきを浴びたり、釜に残った湯を水筒に入れて持ち帰ったりしていた。

 親子4人で訪れた松茂町の自営業(49)は「子どもの学校がもうすぐ再開されるが、このお湯の力で、新型コロナウイルスに負けないよう元気に過ごしてくれれば」と話していた。