新型コロナウイルス感染拡大の影響で、全国各地で入学式や入社式が延期・中止されるなど、新入生や新社会人は華やいだ雰囲気とは程遠い異例ずくめの門出を迎えています。徳島新聞「あなたとともに~こちら特報班」は、不安を抱えながら新たなスタートを切る新入生や新社会人へのメッセージを募集しました。寄せられたメッセージの一部を紹介します。

誇らしく送り出したい

 どんな状況にあっても、あなた方をお祝いする気持ち、誇らしく送り出したい気持ちは変わりません。あなた方の門出が素晴らしいものであることは、皆が知っています。

 堂々と胸を張って新生活に飛び込んでいってください。決して1人じゃないよ!

 (勝浦町、女性、50代)

 人生、何が起こるか分からない。目に見えないウイルスとの闘いの中、新しい生活をスタートされる皆さんが、いつの日か思い出として語れる日が来ることを信じています。どうか体調を整え、ウイルスに気を付けて日々を過ごしてほしいです。

  (阿南市、農業女性、61歳)

逆境をばねに強くなって

 この逆境をばねにして、強くなってください! (徳島市、自営業男性、45歳)

 新入生、新社会人になられた皆さま、おめでとうございます。

 本来であれば、ご家族やご友人、仲間の皆さんと楽しくお祝いできるはずが、昨今の情勢で自粛されている方がほとんどだと思います。ただ、この状況がいつまでも続くわけではありません。現状を乗り越え、希望を持って未来に進んでほしいです。

 (鳴門市、パート従業員女性、46歳)

 新入生の皆さんへ。

 たとえ入学式や新入生を歓迎するようなムードがなくても、在校生の私たちは皆さんを楽しみに待っています。 (徳島市、高校2年女子、16歳)

日本を明るくしてほしい

 非常に苦しい雰囲気の中での新しい生活への移行に、戸惑いを感じているかと思います。若い皆さんまでもが辟易せず、しっかりと新しい生活に順応し、日本を明るくしてほしいです。 (徳島市、会社役員男性、38歳)

 新たに社会人になられる皆さま。このような事態に負けず、ぜひとも希望を持ち、社会人としての一歩を踏み出してください。応援しています。

 私も人生64年になりますが、こんなことは初めての経験です。これから南海地震や温暖化など、何があるか分かりません。

 新社会人の皆さま。これから世の中の中心となるよう期待しています。 (徳島市、公務員男性、64歳)

 新入生、新社会人の皆さんは、新しい環境での生活に対する不安だけでなく、新型コロナウイルスによる先の見えない状況に対する心配も抱えていると思います。状況が早く良くなることを信じて、お互いに頑張っていきましょう。 (吉野川市、女子学生、19歳)

 新入生、新社会人の皆さん、おめでとうございます。入学式、入社式の延期や中止などで混乱があったかと思いますが、新たな門出をお祝いしたいと思います。直接お祝いできればよいのですが、かなわないのでこのカタチでお祝いさせてください。あらためて、おめでとうございます。 (徳島市、大学3年女性、21歳)

朝の来ない夜はない

 今しかできないことがある。凡事徹底。自分の基礎を固めてほしい。「朝の来ない夜はない」と、希望だけは捨てずにやるべきことをやってほしい。 (吉野川市、団体職員男性、45歳)

 春の詩集  河井 酔茗

 あなたの懐中にある小さな詩集を見せてください

 かくさないで-。

 それ一冊きりしかない若い時の詩集。

 隠してゐるのは、あなたばかりではないが

 をりをりは出して見せた方がよい。

 さういふ詩集は

 誰しも持つてゐます。

 をさないでせう、まづいでせう、感傷的でせう

 無分別で、あさはかで、つきつめてゐるでせう。

 けれども歌はないでゐられない

 淋しい自分が、なつかしく、かなしく、

 人恋しく、うたも、涙も、一しよに湧き出た頃の詩集。

 さういふ詩集は

 誰しも持つてゐます。

 たとへ人に見せないまでも

 大切にしまつておいて

 春が来る毎に

 春の心になるやうに

 自分の苦しさを思ひ出してみることです。

 詩集には

 過ぎて行く春の悩みが書いてあるでせう。

 ふところ深く秘めて置いて

 そつと見る詩集でせう。

 併し

 季節はまた春になりました。

 あなたの古い詩集を見せて下さい。

 かわい・すいめい 1874~1965年。詩人。大阪府出身。詩作だけでなく編集者としても北原白秋や上板町出身の作家生田花世らの育成に寄与した。