「トラベルダイニング バディバディ」の広岡秀典代表=徳島市中常三島町1

 徳島市中常三島町1の居酒屋「トラベルダイニング バディバディ」が、インターネットを使ったクラウドファンディング(CF)で出資を募っている。新型コロナウイルスの影響で利用客が減って経営が悪化する中、当面の運転資金を確保して経営存続を図る。

 バディバディのCFは、専用サイト「キャンプファイヤー」で5月15日まで受け付けている。目標金額は200万円で、1口3千円から10万円までの寄付額に応じて、食事券や1日店長になれる権利などの返礼を贈る。

 広岡秀典代表(42)=鳴門市=によると、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて2月下旬から宴会予約のキャンセルが相次ぐようになった。3月は売り上げが例年の7割まで落ち込み、約20万円の赤字を計上した。

 4月15日までに計300人分の予約が延期になるなど、今後も当面は客足が戻る兆しはなく、銀行融資だけでは存続が危ぶまれることからCFの利用を思い付いた。人件費やテナント代など約1年間の運営に充てる。

 バディバディは、徳島大出身の広岡代表が、母校の学生が気軽に集まれる場を作ろうと2009年に常三島キャンパス前にオープンさせた。昨年10周年を迎え、昔を懐かしんで県内外から訪れる卒業生も増えている。

 広岡代表は「SNSなどで店の窮状を知って応援の言葉を寄せてくれたり、足を運んで支援してくれたりする人も多い。徳島大の仲間たちの思い出が詰まった場所を守るため、協力してもらえれば」と話している。

 バディバディのCFページのアドレスはhttps://camp-fire.jp/projects/view/241824。問い合わせはバディバディ〈電088(623)5516〉。