徳島県石井町が発注した石井幼稚園改築実施設計業務と監理業務の指名競争入札を巡る談合事件で、談合罪に問われた徳島市の建築設計会社社長(66)=阿波市=の論告求刑公判が9日、徳島地裁であり、検察側は懲役1年を求刑した。

 被告は被告人質問で、初公判まで容疑を否認していた理由について「私のわがままで声を掛けた5社に、迷惑を掛けてはいけないと否認を続けた」と説明した。

 検察側は論告で「満足のいく建築作品を残すために犯行に及んだ。入札制度を根底から揺るがしかねず、罰金刑を選択する余地はない」と述べた。

 弁護側は最終弁論で「40日以上の身柄拘束や14カ月の指名停止、契約解除など多大な制裁を受けている」として執行猶予付きの判決を求めた。