新型コロナウイルスの感染が確認され、県内での行動歴があった高松市の50代男性について、県は9日、「徳島で他者へ感染させた危険性は低い」と発表した。
男性は3月24日に来県して1泊し、4月4日に発熱。8日に感染が確認された。県健康づくり課は「国立感染症研究所の見解では、他者に感染させるのは発熱などの症状が出た後とされている」と説明。県内では感染経路が分からない陽性患者はいないとして「男性が徳島で感染した可能性も低い」との見解を示した。
県が設置している相談窓口には9日、「県内での立ち寄り先はどこか」「徳島で感染したのか」といった問い合わせが数件寄せられた。健康づくり課は「他者への感染リスクが低いため、把握したとしても詳しい立ち寄り先は公表しない」としている。