徳島県三好西部森林組合(三好市山城町)から製材品の代金などを着服したとして業務上横領と詐欺の両罪に問われた元職員の女(53)の判決公判が10日、徳島地裁美馬支部であり、園部伸之裁判官は懲役2年6月、執行猶予4年(求刑懲役3年)を言い渡した。

 判決理由で園部裁判官は「総務課主任の立場を悪用し、継続的に詐取、横領して組合に1千万円を超える損害を与えた責任は重い」と指摘。一方で「組合と和解して約2356万円の支払い義務を認め、約1667万円を返済している。今後も返済を続ける見込みがあり、責任の程度は減少している」として刑の執行を猶予した。

 判決によると、2016年5月~18年11月、架空の原木仕入れ代金を森林組合に請求するなどして約858万円をだまし取り、業務で集めた現金198万円を横領した。