高知県で新型コロナウイルスの感染者が急増し、徳島県が危機感を募らせている。高知では9日に初めての2桁となる11人の感染が判明。感染者数は11日時点で54人に上る。徳島県の担当者は「徳島がいつ同じ状況になってもおかしくない」と警戒を呼び掛ける。

 高知県では、2月28日に大阪市のライブハウスを訪れた女性の感染が最初に確認され、3月8日までに12人が感染。いったん増加傾向が収まったものの、27日から再び感染者が続出した。半数の感染経路が分かっていない。感染症病棟で治療に当たっていた看護師も感染するなど、深刻な状況に陥っている。

 浜田省司知事は今月9日の会見で「緊急事態宣言の一歩手前の状況だ」と訴え、26日までは昼夜を問わず不要不急の外出を控えるよう県民に要請した。

 隣県での感染拡大に、徳島県危機管理課は「急な感染拡大が地方でも起こり得るのがはっきりした。高知への往来をなるべく控え、封じ込めに協力してほしい」と呼び掛けている。