白鵬の最多勝記録更新へのカウントダウンボードを変える福田事務局長=徳島市東新町1のフクタレコード

 大相撲の横綱白鵬関が元横綱千代の冨士を抜き、歴代単独2位となる通算1046勝を上げた18日、妻紗代子さんの出身地で横綱が“第二の古里”と呼ぶ徳島県内でも喜びが広がった。

 徳島後援会の福田典彦事務局長(64)と妻勢津子さん(63)は、経営する徳島市東新町のレコード店のテレビで勝利を見届けた。横綱が千代翔馬を下すと、用意した最多勝更新までのカウントダウンボードの数字をあと「2」勝に変えた。

 横綱昇進以前から見てきた福田事務局長は「円熟味を増した強さを感じる。おとなしかった青年が、ここまで成長するとは」と感慨深げ。勢津子さんは白鵬関が一人横綱だった頃、休場して体を休めるよう進言した際のやりとりを振り返り、「『じゃあ、横綱を楽しみに来てくれるお客さんはどうなるの』と返された。強い責任感を感じたし、本当に応援したくなる人柄」と話した。

 2007年の結婚式で「相撲甚句」を贈った阿波相撲甚句会の佐藤征雄会長(72)=美馬市穴吹町穴吹=は「横綱は徳島を第二の故郷と思ってくれていて、帰県の第一声はいつも『ただいま』。素晴らしい性格が生んだ大記録だ」と喜んだ。

 11年には板野高校で夏合宿を開くなど、徳島と交流を深めてきた白鵬。当時、相撲部主将として胸を借りた楠本大作さん(22)=板野町西中富、会社員=は「あのときの稽古は宝物。誰にも塗り替えられない大記録を打ち立ててほしい」と話した。

 ◇徳島後援会、20日にPV企画

 横綱白鵬関が単独通算最多勝「1048勝」を達成するのを応援しようと、徳島後援会は徳島市東新町商店街でパブリックビューイング(PV)を開く。19日の取り組みに勝って歴代タイとなった場合、最多勝が懸かる20日にPVを実施。記録が達成されるまで、毎日行う。

 空き店舗(約100平方メートル)に約50席を設置。午後5時ごろから投影装置を使って店舗の壁面に名古屋場所の中継映像を映し出し、白鵬関に声援を送る。参加自由で無料。

 後援会は勝ち星歴代1位を祝う幅約6メートル、縦約2メートルの懸垂幕も用意。「大きな声援を届けたいので、多くの人に参加してほしい」と呼び掛けている。

 問い合わせは事務局のフクタレコード<電088(652)7932>。