鳴潮の3色読みは簡単です。用意するのは赤、青、緑のボールペンだけ。線を引いて文章を色分けし、筆者が伝えたいことを的確に読み取ることを目指します。線引き後、539文字で書かれている鳴潮を100文字に要約します。

 3色のうち、まず読者として関心を持った箇所に緑の線を引きます。これがステップ1です。線を引く文章の数に決まりはありません。

 ステップ2では、筆者が意見を主張していると思われる重要部分に赤線を引きます。赤線を引くのは大体、四つか五つの文章です。

 次のステップ3では赤線部分の根拠となった部分や、赤線部分の内容を補足して説明をしていると思う箇所に青線を引きます。

 これが終わると赤線部分をつなぎます。さらに文字数を100字とするため、キーワードなどを残し、不要な言葉を省いて完成させます。別の箇所から語句を補足する場合もあります。

 

 線引きと要約はそれぞれ解答例を用意しています。自分の要約と解答例を比べることによって要点をつかむ力を養うことができ、コンパクトにまとめるコツが分かるようになるでしょう。

 

 慣れてくると、線引きも要約も早くなります。最初は時間がかかるかもしれませんが、高校生はそれぞれ5分程度、小中学生は10分程度を目指しましょう。

 近年、活字離れが進み、子どもの読解力の低下が指摘されています。異なる題材をテーマとし、日々掲載される新聞コラムを活用することは読解力の向上にとどまらず、意見を構築することにも役立つはずです。