柔らかなタングステンの照明、開放感ある高い天井、座り心地にこだわったイス…。「ゆったり過ごせる」というコンセプトは、今やカフェだけにとどまらず!

いろんな世代の人がゆったり過ごせるラーメン店にしたい

塩ラーメン(750円)。シャキシャキの赤カイワレや白ネギ、とろけるチャーシュー、糸わかめなどがトッピングされる

白い壁とダークグレーの天井のコントラストが効いた店内に、軽快なボサノヴァが流れる。テーブル席は淡いトーンの木製家具で統一され、壁一面に採られた窓から柔らかな光が注ぐ――。

 「子どもからお年寄りまでいろんな世代の人が、カフェのようにゆったり過ごせるラーメン店にしたかったんです」と店主の梅本裕介さん(34・三好市出身)。内装でもっともこだわったのは12人掛けの大きなダイニングテーブルとベンチソファ。子どもでも座りやすいよう全体的に低くし、角を丸くするなど、家族連れのことを考えてオーダーしたものだ。

 梅本さんは辻󠄀高校を卒業後、大阪の寿司屋さんや洋食店、とんかつ店などで料理の経験を積んだ。22歳の時、「店を出すなら、ひとつのことを突き詰められるラーメンにしよう」と決め、寸胴鍋を買ってきて独学で試作を重ねた。各店で身につけたスキルは、スープ作りやタレ作りに応用できることばかりだった。最後まで飲み干せるあっさりスープを10年かけて追求し、一昨年に徳島市富田橋で店を構えた。

 ラーメンは塩と醤油(各750円)の2種類。地元の食材を使い、体に優しい一杯を提供する。スープは阿波尾鶏をベースに県産の野菜、干し椎茸や昆布、煮干し、サバをはじめとする乾物をふんだんに使用。醤油ダレは、直接蔵に出向いて厳選した鳴門市の福寿醤油の二年本醸造醤油をベースに4種類の醤油をブレンド。塩ダレは鳴門の塩をメインに全国から選りすぐった3種類を配合し、すっきりしつつ余韻のある旨味を引き出している。

テーブルどうしの間隔をゆったりと配置

 

「家族でワイワイしてほしい」との想いを込めたダイニング

 

住所=徳島市富田橋1-102
営業時間=11時~14時半、17時~21時(売切次第終了)
定休日=月曜、火曜
駐車場=あり
問い合わせ=088-600-8158