徳島県内のほとんどの小中学校は21日から夏休みに入るが、この時期は子どもの交通事故が増加する。特に休み前半の7月の発生件数が突出しており、県警が調査した過去5年間の月別平均発生件数では最多となっている。普段は学校で過ごしている昼間などに、子どもが外出する機会が増えるためで、県警は「普段の登下校時と同様、休み中に出掛ける際も交通ルールをしっかり守ってほしい」と呼び掛けている。

 2012~16年に、小中学生が巻き込まれた交通事故の月別平均件数は≪別表≫の通り。7月は18・2件で最多となっており、入学後の通学路変更といった環境変化で事故が増える4月(14・6件)を上回った。8月の平均発生件数も、5番目に多い12・0件だった。年ごとの集計でも、14年を除く全ての年で7月が最も多かった。

 県警の分析によると過去5年間の7月に起きた事故91件のうち、4割以上に当たる37件が夏休み中の21日以降に発生。ほぼ全てが車両との接触事故で、小学生の約6割、中学生の9割以上が自転車の運転中に起きている。飛び出しなど、子ども側にも過失があるケースは8割以上に上る。

 けがの程度は軽傷がほとんど。だが14年8月には、徳島市で自転車の小学4年男児が大型トラックにはねられて死亡する事故が発生。過去5年間の夏休み期間中、骨折などの重傷事故も10件あった。

 県警交通企画課の日下達也課長補佐は「夏は暑さで注意力が散漫になる上、7月後半は休みが始まった高揚感で油断が生まれがち。楽しい夏休みが一変してしまわないよう、気を引き締めて安全に過ごしてほしい」と話している。